無職時代の話 広告あり

【無職になった話】人生はじめての無職生活!半年経ってみて思うこと

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こんにちは、ムチコです。

2020年、今年はコロナによって世の中が大きく変わりましたが、私自身も人生が大きく変化した年でした。
仕事を辞め、転職もしていません。つまり、無職になりました。
6ヶ月目に突入してます(2020年12月時点)。

 

人生初の無職なので、初めての経験もたくさんありました。

これは在職中にやって正解だったと、後になって思うことなども結構あったので、備忘録的にまとめておきます。今後、無職になる予定の方の(うっかりなっちゃった方も含めて)参考に少しでもなれば幸いです。

はじめての無職

仕事を辞めるまで

無職になる前のところの、「辞めよう!」と決心してから退職するその日まで。
実際に私が仕事を辞めようと決意してから、実際に辞めるまでは6ヶ月ほどありました。

 

1ヶ月目、本当に辞めるのか?と自問自答を繰り返し、徐々に意思を固めていく。
2ヶ月目、辞めた後のことを計画しつつ、職場では退職に向けての整理を始める。
3ヶ月目、上司に退職の意思を伝える。
4ヶ月目、退職の手続きや引き継ぎを進める。
5ヶ月目、有給消化に入る。
6ヶ月目、有給を順調に消化し退職日を迎える。

 

これが私の退職までのざっくりとしたスケジュールです。
退職に向けて在職中に会社でやることはいくつかありますが、今回は割愛します。

今回私はすぐに転職せずに無職生活をしばらく送ることを予定していましたが、転職の場合の退職だと、ここに「転職活動」が加わります。
その会社に就職した時の苦労を思えば、転職活動も骨の折れる作業だということは、容易に想像がつくと思います。

 

ただでさえ忙しいのに、辞める予定の会社の仕事をこなさなければならないなんて、モチベーションだだ下がりの中では苦行でしかないです。
新卒で入った会社から、直近まで勤めていた会社に転職した時は大変でした。履歴書や職務経歴書をまとめるのに夜中までかかってしまったり。半ベソかきながらやってました。

それでも言えるのは、転職は経験して良かった。

 

私が人生を見つめ直すきっかけになったからです。



環境を変えようと行動を起こし、新しい環境に飛び込み、自分の使えなさを思い知らされました。
自分にとってはつらかったけど、気づかないままでいるよりは良かったと思えます。
生温い環境で10年以上過ごし、少しだけ「できる」ようになったと、勘違いをしていた自分に気づくことができたのですから。

 

脱線しましたが、辞めるまでに会社でやるべきことは全て人事に聞けば解決します。退職なんて、人生で未経験の人もいるかと思いますが、人事担当者が結構丁寧に教えてくれます。失業手当をもらう予定ならば、人事に離職票が欲しい旨を伝えておきましょう。

郵送で自宅へ送ってくれますが、念を押して「できるだけ早めに発送お願いします!」と伝えておくことを忘れずに。

 

普通の会社なら上記対応でスムーズに退職できると思いますが、ヤベェ会社に所属しているなら、退職代行サービスを使うのも手ですね。

 

基本的には上司、人事とよく相談し、今後のスケジュールを共有しておけば問題ありません。

仕事を辞める前にやっておいた方がいいこと

やっておくべき事項

貯金をしておく

何より、貯金はある程度あったほうがいいです。
私の場合は完全無収入でも1年は暮らしていけるだけの金額を、生活防衛資金として残してありました。

それによってかなり気持ちの余裕が生まれましたね。

お金が無い事による焦りから、間違った選択をしてしまうなんてことは回避したいですしね。

引っ越しするなら在職中に済ませる

 

仕事を辞めて無職になると失うものは、毎月の給料だけではありません。社会的信用も失います。
無職状態は、周囲からの目が冷ややかだとか、親に早く働けと言われるとか、「世間体が悪い」ことのようです。
ただそれだけなので、自分さえ気にしなければ何の問題もありません。

 

ただ、無職になって収入がなくなるのだから、もっと家賃の低いところに引っ越そうと考えた時。
無職になってから不動産屋へ行くと、門前払いレベルで紹介してくれないようです。

 

収入がない無職の場合、アパート契約時の審査に通らない可能性が高く、一生懸命営業したところで契約に至らないワケですから、そりゃそうですよね。

とある無職の方が、契約期間の2年分の家賃を前払いする意思を伝えようが、通帳に何千万の預金があろうが断られたという話もあるほどです。

引越しの予定がある方は、在籍中にアパート契約まで済ませておくことをおすすめします。

ちなみに私も在籍中に引越しましたが、今回のアパート契約はルームメイトがしたので、自分の名義ではおこなっていません。

 

ついでのついでになりますが、私のルームメイトはパート勤務でしたが、問題なく審査も通り契約できました。

クレジットカードも在職中に作っておく

クレジットカードを新たに作りたい方も、在職中に作っておいた方がスムーズです。

作れないわけではないらしいですが、作れるカードの種類が限られてくるとか。

ちなみに、私はすでに楽天カードを持っていましたが、職業欄を無職に変更した後も利用限度額が変わることもなく、特別何も変わらず使えています。

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晴れて無職になったら

まず、自由を噛みしめましょう。
平日にショッピングに行くもよし、旅行しまくるもよし、昼間に公園でブラブラ散歩するもよし。
ただ、ハメを外しすぎないように注意です。今まで以上に懐事情はシビアです。

 

少しの間、自由を噛み締めたところで、諸々の手続きもしていく必要があります。

退職した会社から色んな書類が送られてくるので、大事に保管しておきましょう。

役所やハローワークでの手続きに必要になります。

 

最低限、役所で国民健康保険と年金の切替え手続きをしておけばOK。
住民税は郵送で払込票が届くので、こちらから何かをすることはありませんでした。

 

役所で行う手続きは、退職してから14日間以内に行くようにとのこと。

ですが私の場合は離職票が届くのが遅かったため、実際に手続きに行けたのは退職してから4週間後になってしまいました。

何か注意を受けるんだろうか、と思いましたが特に何も言われませんでした。

それでも手続きは早い方がいいです。
健康保険の切り替え手続きが済んでいないと、当たり前に保険証もありません。
その間に病院にかかることがあれば、一旦全額負担で支払わなければならなかったりと、その後の処理が色々と面倒ですから。

 

毎月の年金と国民健康保険料は、全額自己負担に切り替わると、思っていたより高額になります。
私の場合は、住民税の支払いと合わせると、毎月の支払いが6万円ほどになってしまいました。
減免などの申請ができるかどうかも、切替えの手続きのついでに確認をしてみるといいと思います。

 

役所での必要な手続きが完了したら、次はハローワークです。
すぐにでも次の職を探していち早く働きたい人も、じっくり条件に合う仕事を探したい人も、ハローワークにひとまず行き手続きを済ませましょう。

はじめてのハローワーク

私は役所の手続きに行ったその足でハローワークに行きました。
なぜなら、印鑑や書類など、手続きに必要なものをほぼ持っていたから(証明写真2枚が別途必要になります)。
「ついでに行っておこう」というノリで行きました。

 

今すぐ働きたいというよりは、自分が希望する条件を満たす職場をじっくり探すつもりでした。
それでも手続きだけは早い方がいい理由は、失業保険の給付をできるだけ早く受けるためです。

 

私のように自己都合で退職した場合は、待機期間の7日間に加えて3ヶ月の給付制限があり、最初の給付までにかなり時間がかかります。
※令和2年の10月から2ヶ月に短縮されたようです
その他、給付制限の短縮要件はいくつかあります

 

 

なので、失業保険給付手続きに必要な書類は会社から早く受け取った方がいいんです。

 

ハローワークへは人生で初めて行きましたが、入ってすぐに総合受付があったので迷わず手続きが進められました。

 

初回は失業保険の給付資格の確認や求職条件の登録などで終了。
今後のスケジュールの説明をされて、次回の失業認定日を伝えられ、たくさんの書類を渡されて帰されます。

 

その後の就職活動は、ハローワークを通しておこなっても、転職サイトを通しておこなっても基本的にはOK。

ただ、再就職手当などの受給条件によっては、ハローワーク経由の採用・就職でないと認められなかったり、色々あるようです。
初回手続き時にもらえる冊子に全て書かれているので、一度目を通して把握しておくのが良いと思います。
もらえるお金はきちんと申請して、取りこぼさないようにしたいですしね。

はじめての失業手当

ハローワークでの手続きが完了したら、7日間の待機期間と3ヶ月の給付制限を経て第一回目の失業手当の給付。

となるところでしたが、私はありがたいことに給付制限が3ヶ月から1ヶ月へと短縮されました。

以前住んでいたところが、去年台風被害が出た地域だったらしく、特例措置で給付制限期間の短縮が適用されたため、思いの外早めに失業手当をもらえることになりました。

当時、家の周りでは特別被害もなかったようだったから「あ、そうなの?」という感じ。全く予期してなかったけどかなりラッキーでした。

 

実際に給付を受けて思ったのは、意外とたくさんもらえるのねということ。

これは個人の感覚によっては多い少ないはあるんでしょうけど、私個人的には意外と多かったです。
勤めていた頃の毎月の手取りから2〜3万円引いたくらいの金額でした。
(詳しく金額を知りたい方は「失業保険金額」でググってください)
生活費として使っても余りが出て、貯金に回せるくらい余裕です。

 

退職する直前の6ヶ月間の給料が基準のようです。
4週ごとに支給認定日が定められているので、その日に必ずハローワークに出向くことと、求職活動を次の支給認定日までに2回以上行うことを守れば、毎月失業手当が給付されます。

就職が決まりました

じっくりと求人を探し、ようやく希望の条件に合う企業があったので応募し、面接を受けた翌日に採用の連絡がありました。
早いですよね。なんてったって、パートで探してましたから。

 

正社員とパートでは決まりやすさがこうも違うのかと思い知りました。
新卒の就職活動やその後の転職活動の時のことを考えると、あっさり決まりすぎて拍子抜け。
今回パートに絞って探してましたが、パートの求人ってこんなご時世ですけどたくさんあるのが意外でした。

 

 

とりあえず無事に採用されてよかったです。また一から仕事を覚えなきゃならないのは少し面倒ですね。
ただ、社員じゃないので気楽さがあるし、他のスタッフと楽しく働けたら良いかなと思います。

ハローワーク側には就職予定日を伝えたところ、また就職前日に来るよう言われました。
失業手当は就職する前日までの分がきちんと支給されるようです。
本当にありがたい。

今後の働き方について

「無事就職決まったって言っても非正規かよ、ダメじゃん」
「週4日バイトじゃ生活できないよ!」

と思う方は多いのかな。多いですよね。
私自身は、ルームシェアで生活費が安いのと、どちらかというと倹約家なのもあって、パートの給料で生活費はまかなえそう。

週4日のパートでも社会保険にも加入できるので、年金も国民年金だけの金額より多少は上乗せできそうです。

貯金や投資する分のお金はというと、ネットでできる副業(YouTube、ブログ、音声配信など)で稼いでいくつもりです。

厚生年金の加入は続けて年金も増やしつつ、余暇の時間は確保しつつ、まったり趣味程度に副業をやっていく。
そんな感じで生きていきます。

良いとこ取りな働き方ですが、これもアリなのではないでしょうか。


この選択に至るまでには色々悩みました。

現在35歳、もし今後正社員として再就職したいと考えた時、年齢が上がるにつれてどんどん難しくなるでしょう。

 

ここを逃すと正社員への道が閉ざされるのでは?
そもそも正社員にこだわる理由は?
生活のために仕事するんだよね?仕事のために生きてるんだっけ?
生活費と少しの貯金と余暇を楽しむだけのお金があれば良いなら、正社員にこだわらなくて良いのでは。

 

この無職の期間、時間だけはたくさんあったので、とことん調べまくりました。

月の支出を下げる努力をしたり、ネットで稼ぐ方法を調べたり、将来の老後資金について調べたり。

おかげで税金や社会保障であったり、お金に関する知識がかなり増えたように思います。

仕事選びは、何に重きを置くかは人それぞれです。

どうしても「世間体」「人並み」「普通であること」を気にしてしまうなら、正社員で働くのが経済的にも精神衛生的にも良いでしょう。

私はあまり気にしない方なので、より自分が楽しそうだと思う方法で、必要な分だけ収入を得て生きていこうと思います。



まとめ

退職してから次の仕事に就くまで、約半年の間、人生初の無職というものを経験しました。

時間はあるし、お金もある。という夢のような状況でした。

コロナの関係であまり旅行には行けませんでしたが、最高に楽しい充電期間を過ごすことができました。
ずっとこんな生活なら最高なんですけどね。

今回の快適な無職生活を送る上で、やっておいてよかったと思う事は、

 

・会社員の肩書があるうちにに引越しを済ませた
・クレジットカードを既に作っていた
・無収入でも1年間は暮らせる貯金を用意していた

 

この辺りでしょうか。

あと、無職になって得られた物がひとつ。
月の支出を下げるところまで下げられたことです。

無駄な支出が多かったことに気付き、ごっそり削ぎ落とせました。

貧しくてつらくなるかと思いきや、なんだかスッキリして心は晴れやかになりました。
「こんなに少ないお金でも生きていけるんだ」という発見です。
生きるハードルがグッと下がりました。

 

何より精神的に楽だった原因は、貯金があったことなのかなと思います。
この生活防衛資金は、投資信託や株などとは別の、純粋にすぐ引き出して使える預金として持っているものです。
これがあった事で、気持ちの余裕がかなりあったと思います。

とはいえ、失業保険が思ったよりも早く給付されたこともあり、全くの無収入期間は給付開始までの2ヶ月のみでした。

金額についても、自分が思っていたよりももらえたのはありがたかったです。
また、最後の給料に加えてボーナスが給料2ヶ月分出ていたので、退職時期も今思えばベストだったと思います。

貯金の切り崩しは多少しましたが、思ったよりも少なくて済んだかなと思います。
ノートPCを買い増したり、車検通したりと、高額な出費もあった割にはかなり残せたかなという感じ。

結果、無職になってもどうにかなりました。

かと言ってまたハローワークに通いたいかと言われると違いますけども…

これが1年、2年と続いてしまうと状況は違うのかもしれません。
辞めてすぐの失業保険の給付があるうちは、割と普通の生活を送ることができることがわかりました。
職が決まった後も、就職ギリギリまで失業手当が出て、その後は給料が発生して…ということを考えると、貯金を切り崩さずに済みそうです。

今後はそれぞれの副業を軌道に乗せていくことに注力していきたいですね。
今現在はYouTubeの収益化条件を満たすことができただけです。
ブログと音声配信をもうちょい頑張ってこちらも軌道に乗せたいところです。

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