こんにちは、ムチコです。
タイトルの通り、同居人と共同でYouTube投稿を始めてから今年で3年目になります。
今回はYouTubeを運営している側の私が、収益化できるまでに作った動画の本数や、収益化までにかかった期間などを紹介します。
今現在は、初めての動画を投稿してから2年半以上が経ち、登録者数3万人のチャンネルに育ちました。

YouTubeを運営していく中で、チャンネルを伸ばしていくコツのようなものが少しずつ分かってきました。
- YouTubeで稼ぎたいと思っている人
- YouTubeを始めて収益化を目指している最中の人
- YouTubeの収益化条件を満たせずに苦労している人
こんな方にとって役に立つ情報をお伝えしていきますので、少しでも参考になれば幸いです。
YouTubeの収益化条件

まずYouTubeの収益化条件はいくつかありますが、明確に数値化された条件があります。
・直近12ヶ月間で総再生時間が4000時間以上であること
・チャンネル登録者数が1000人以上
収益化したいと考えているYouTuberは、まずはこの上記の数値を目標に運営しています。
特にチャンネル登録者数の条件の方がなかなか難しいんですよね。
ここがクリアできない!という人が多いのではないでしょうか。
私たちのチャンネルも登録者数1000人を超すのに苦労しました。
収益化の条件は数値化されたもの以外にも、以下のような条件もあります。

YouTube収益化の条件は過去に何回も変わっています。
以前は、Googleアドセンスを取得するだけで良かったとか。
その後、チャンネルの総再生回数1万回に変わり、そして今の条件になったということです。
どんどん厳しい条件になっていってますね。
今後、更に厳しい条件になる可能性もあるのでしょうか。
YouTube開始してから収益化するまでにかかった時間

私たちのチャンネルの場合、YouTube投稿を始めたのが2020年の1月で、収益化できたのが2020年の10月になります。
なので投稿開始から約9ヶ月後にチャンネル収益化を達成させることができました。
ちょうどその頃の私は、勤めていた私立大学の職員を辞めて数ヶ月が経ち、絶賛無職期間中でした。
そんな中で収益化できて、収入源が増やせてホッとしたのを覚えています。
収益化条件を満たした後は、YouTube Studio(YouTubeの管理画面)から収益化申請を実施して、翌日には承認が下りました。
その日から今日まで毎日、絶えることなく収益が発生しています。
YouTubeやブログなどの、自分が働いていない間もお金が入ってくるという仕組みはすごいですよね。
自分が寝ていても、外に働きに出ている時も収益が発生するんですから。
収益化条件を満たした時の投稿本数
我々のチャンネルが収益化できたのは、43本目の動画が更新された頃でした。
週2回更新という、今では考えられないような頻度で量産していた時もあったので、気づいたらチャンネルの動画が充実してきた、という時期でした。
ちなみに今この記事を書いている2022年の9月時点の動画本数は、76本。
収益化達成から2年も経つのに、30本ちょっとしか動画を上げてません。
明らかに更新頻度が落ちてしまいましたね。
というのも、2020年の下半期は私が無職で、編集する時間もたっぷりあったからというのが大きかったように思います。
他のYouTuberの方で、フルタイムの仕事をしつつ週1更新とか続けられている方、マジで尊敬します。
ちゃんと寝てる?人間活動してる?と不思議に思ってしまいます。
YouTube収益化を目指していると必ずぶち当たる壁

私たちがYouTubeを始めたのは、収益化して稼ぐことが目的でした。
なので1日でも早く稼げるようになりたいという気持ちが常にありました。
そんな「稼げるようになりたい」という気持ちを抱えたまま、1円にもならない作業をずーっと続けていかなければならないわけです。
これが正直、いやかなりきついです。
YouTubeやっている人だと大きく頷いてくれると思いますが、たった数分の動画を作るのに、結構な時間かかるんですよ。
動画の内容にもよりますが、撮影で2〜3時間はかかるし(しかも昼間の明るい時にしか撮れない!)、編集で7〜8時間はかかってました。
そして常に「次の動画どうしよう」と考えながら生活しています。
何日も、何時間も費やしてようやく出来上がった動画が、100回も見られないなんてザラです。
そしてそれが「当たり前」の世界なんです。
YouTubeを見る側だと分からなかったことなので、そのギャップが大きければ大きいほど、モチベーションは下がっていきます。
チャンネル登録者数1000人を見据えてやった取り組み
動画投稿を始めてから6ヶ月目にようやくチャンネル登録者数が100人を超えました。
このペースでは収益化できるのは何年後になるんだろうと、絶望したのを覚えていますね。
何も対策をしないわけにはいきませんので、とにかく登録者を増やすために、投稿頻度を上げてみました。
それまで気まぐれに週に1回くらいの投稿頻度でやっていましたが、計画的に週2回投稿にしてみようと。
それが2020年6〜8月のYouTube量産期間でした。
何曜日は二人で協力して撮影の日にして、片方が編集に入ったら、片方が次の動画の企画を考えて、というような感じ。
週2回の投稿は2ヶ月ほどしか続けられなかったのですが、その間は毎日YouTubeの何かしらかの作業をしていました。
その2ヶ月間は、今思い出してもキツかったです。
作業量はもちろん多かったわけですが、当時の私は無職だったので時間的に余裕があり、必要な作業はこなせるんです。
ですが、数字が全くついてこない。
量産期の2ヵ月で増やせたチャンネル登録者数は400人ほどでした。
増えてはいたのですが、自分たちの予想よりもはるかに伸びが悪かったんです。
動画の質も高めていってるし、量も増やしている。
これ以上何をしたらいいんだろう?
そして、共同運営している同居人ともYouTube関連のことでケンカをよくするようになり、家でも居心地の悪い時間を過ごさなければならず、もう最悪でした。
動画をアップしても、全然再生されない。
登録者数も劇的な変化は無いし、前に進めている気がしない。
むしろ新しい動画を投稿すると登録者数が減ったりもする。
そんな中でも毎日YouTubeを作り続けるために1円にもならない作業を続けなければならない。
YouTubeのせいで同居人とも言い争いが増えていく。
それを乗り越えて今があるわけですが、そんなキツい状況をどう乗り越えたのかを説明していきます。
YouTubeで稼げるようになるために一番大事なこと

稼げるようになるには、稼げるまで辞めないこと。
これが一番大事ですね。
え?当たり前のことじゃない?と思ったでしょうけど、これがなかなか難しい。
燃え尽きてやる気を完全に失ってしまうよりは、休みの期間を設けてでも継続させることが重要です。
辞めなきゃいつか稼げるようになります。
動画投稿の頻度を上げて、たくさん動画を投稿したのに、数字が伴わなくてモチベーションが下がっていた時。
そんな時に私たちがどうしたかというと、一旦休憩してみることにしました。
週2回投稿やめよう。
休憩しよ、もう疲れちゃったよ。
という感じで、YouTubeは辞めないけど、とりあえず更新頻度落として不定期更新にしようという結論を出しました。
今思えば、ここで辞めてしまわなくて本当に良かったと思います。
それからの私たちは、あまり自分達にノルマを課し過ぎずに、マイペースに不定期更新をしていく方針へ変更することに。
ギスギスしていた同居人とも衝突することも無くなり、平穏な日々が戻ってきました。
不定期更新にしてから1ヵ月あまりが経った頃。
モーレツ量産期に作った動画の何本かがじわじわと伸びていき、再生回数が増えるにつれてチャンネル登録者数も増えていきました。
そして2020年10月上旬についにチャンネル登録者数が1000人を超え、すでに再生時間4000時間をクリアしていた状態だったので、ようやく収益化条件を満たすことができたのです。
登録者3万人を超えた今、抱えている悩み
最近投稿している動画のクオリティは、投稿を始めたばかりの初期の頃から比べたら、かなり上がってきているとは自負しています。
より分かりやすく、見やすい動画にするための工夫をしていくと、その分企画・撮影・編集にも時間がかかります。
ですがようやく「動画制作の型」のようなものができたおかげで、無駄な手間などは無くせるようになりました。
ただ、更新頻度を大幅に上げることが難しくなりました。
パートとはいえ、週4日は日中の時間が潰れてしまいますし、ブログや音声配信などYouTube以外の活動もあります。
YouTubeに費やせる時間も減ってしまい、今現在は月に1〜2回の更新がやっとといった感じ。
そうなると、どんどん再生回数が落ちてきます。
YouTube側から見放されている感じがします。
ここ最近は本当に見られなくなってしまいました。
YouTubeのインプレッション数がかなり落ちたことが影響しているようです。
このチャンネル全然新しい動画出ないな。やる気ないんだな!ハイ、次!
みたいな感じで、YouTubeからの後ろ楯(このチャンネルの動画おすすめですよ!感)が無くなってきました。
新しい動画を投稿しても、その動画があまり伸びないとチャンネル登録者は減る一方なんです。
この半年、チャンネル登録者数はほぼ横ばいになっています。
もちろん、新しい動画を数本投稿しているのにも関わらず、です。
プチヒットする動画(数万回再生)があると、その時にガッと登録者数が増えますが、波が落ち着けば減少へと転じていきます。
ここのところの低迷は、更新頻度が低過ぎるのが大きな原因と考えて、今後のYouTube投稿の方針についてまた二人で話し合いました。
ここにきて原点回帰:質より量を重視、そして更新頻度を上げる
動画投稿に慣れてきて、やれることが増えてくると、編集であれもこれもとやりたくなってしまいます。
ですがこだわり過ぎるとなかなか前に進まないことがよくあるんです。
動画の企画を考えている時もそう。
この程度じゃ内容が薄すぎるからボツ。
できるだけ長い動画にした方が再生単価も高くなるから、もうちょい練り直して尺を伸ばそう。
そうこうしているうちに、時間だけがどんどん過ぎて、前回の更新から随分と時間が経っている、ということがよくあります。
間が空けば空くほど、登録者の心も離れていきますし、YouTubeからも見放されてしまいます。
そうなるよりは、言い方は悪いかもしれませんが、多少妥協してでもサクッと終わらせて次を見る方が大事なのかなぁと思ってます。
ちょっとこれ動画にしてみない?というネタは基本全て動画にしちゃう、投稿しちゃう。
視聴者が求めている動画を出そう!と思って色々と考えて動画を作って出してみるんです。
ですが、意外と「これは刺さらなかったかー」とか、コメントなどを見てても「そんな動画が見たいの?」ということもあります。
あれこれ頭で考え過ぎずに、ちょっとしたことでも動画にして出してみると、誰かの何かの役に立ったり、ふふっと笑ってもらえたりするもんです。
これまでの2年半の経験から、低迷している我らのチャンネルを立て直すべく、更新頻度を少し上げていくことを決めました。
かといって週1更新すらも難しくてできませんが、徐々にペースアップして行きましょうということになりました。
お互いパートの時間も少し削って、背水の陣を敷いて…とまでは行きませんが、給料が減る分以上にYouTubeで取り戻して行きたいところです。
まとめ
私たちのチャンネルの場合、収益化した時のチャンネルの状態はこんな感じでした。
- 動画投稿開始から9ヶ月目
- 収益化達成時の動画本数は43本目
- 再生時間4000時間をクリアしたのは7ヶ月目あたり
- しばらく前に投稿した動画が急に伸びて一気に登録者数1000人を超える
YouTube運営をしてきた2年半で学んだことは、
・渾身の一作であっても全く見られないこともある
・割と短時間でやっつけたのが伸びることもある
・動画の伸びが悪くても、「次のが大ヒットするかもしれない」と思ってやり過ごす
・とにかく動画を作り続ける
これがYouTubeを伸ばしていく上で必要な心構えだと考えています。
YouTuberとして、動画を出しても出しても伸びない・見られないというのはとってもキツイです。
世間から見たYouTuberは、「楽して稼いでいる」イメージなんでしょうけど、実際やってみると思っている以上に大変です。
やってもやっても報われない時もあります。
でも、それまでに作ってきた動画のうちの一つが期間を空けて急に伸びだすこともあります。
本当に予測できない世界だからこそ、諦めず、長い目で見て是非続けていってほしいなと思います。
辞めなければ、いつか稼げるようになります。
これからYouTubeを始めたい人も、そんな心構えで臨んでいってほしいと思います。
最後に、YouTubeをこれから始める方におすすめな動画編集ソフトを載せておきます。
当初はFinal Cut Pro Xを使用していましたが、初心者である私には使いこなすことができず、ソフトをFilmoraへ変更しました。
初心者でも使いやすく、今でもこのFilmoraを使ってYouTube動画を作っているのでおすすめです。
MacでもWindowsでも対応しているのもポイント高め。